保科が代表を務めます「オーストリア・ロースドルフ城『古伊万里再生プロジェクト』」は、在京オーストリア大使館より日本オーストリア友好150周年記念事業に認定されました。また、プロジェクトについてNHK全国ニュース、朝日新聞デジタル版および日本経済新聞記事をはじめ、国内外に広く報道されました。
三年前、駐日オーストリア大使公邸にて主催しました茶会をきっかけに、出逢うこととなったロースドルフ城古の陶片コレクション。圧倒的な陶片の数に驚き、欠片の技巧に目を奪われ、無残な姿に胸をしめつけられました。再生プロジェウトを立ち上げ、学習院大学の荒川正明教授を研究リーダーにお迎えし、今年二度に渡る現地調査を実施。その結果、国の重要文化財級の古伊万里が少なくとも3点発見され、このことがニュースとして全国に報道されました。他にも近代の中国陶磁器や西洋陶磁器など、日本の古陶磁が西洋に多大な影響を与えた歴史を伝える、重要な資料が陶片群には多数確認されています。プロジェクトは今後、日本の高い修復技術で陶片を元の美しい姿に戻し、国内での展覧会開催を目指しています。折しも2019年は日本とオーストリアの国交樹立150周年。平和な未来に向けて、国境を越えた友情を文化活動で育んで参ります。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。
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